映画十撰 : ホラー(洋画)

映画/ドラマのレビュー、映画に関するコラムやエッセイを綴っています
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「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年/アメリカ/137分)

[データ]
「ローズマリーの赤ちゃん」
“Rosemary's Baby”
[監督] ロマン・ポランスキー
[原作] アイラ・レビン
[脚本] ロマン・ポランスキー
[撮影] ウィリアム・フレイカー
[音楽] クリストファー・コメダ
[出演] ミア・ファロー、ジョン・カサベテス、ルース・ゴードン、シドニー・ブラックマー、モーリス・エバンス、ラルフ・ベラミー、アンジェラ・ドリアン、パツィ・ケリー、エリシャ・クック、エマリン・ヘンリー、チャールズ・グローディン
[評価]   ★★★☆☆
 
[あらすじ]
 ニューヨーク。二人で暮らす部屋を探してた俳優ガイと妻ローズマリーは、ある日、歴史あるアパート、ブラムフォードの空き部屋を訪れる。前の住人は老婦人で亡くなったばかり。ローズマリーが親友ハッチに話すと、ブラムフォードでは、昔から殺人や自殺が後を絶たないと不吉がる。しかし二人は部屋が気に入り、引越しを決意する。
 ほどなく、ローズマリーは洗濯室で、住人のテリーという快活な女性と出会う。隣の部屋に住むカステベット老夫婦の居候だという。そして、夫妻からもらったタニスという薬草の入ったネックレスを見せられる。それは美しくも異様な匂いを放っていた。
 ところが、幸せそうだったテリーは、間もなく自殺してしまう。これがきっかけでカステベット夫妻との交流が始まる。おせっかいで騒々しいミニーと法皇を偽善者だというその夫ローマンの夫婦に、敬虔なカトリック信者のローズマリーは閉口。しかしガイはたちまち夫妻と親しくなり、頻繁に訪れるようになる。
 ある時、ローズマリーは気分が悪くなり失神。悪魔に犯される夢にうなされながら翌朝目覚めてみると、体に、身に覚えのない引っかき傷が付いているのに気付く。失神中に、ガイが性行為に及んだのだ。しかしやがて妊娠したことが分り、ローズマリーは喜ぶ。
 するとカステベット夫妻から、名医サパースティンを紹介してもらえることになる。そしてサバースティンの元に通いはじめるが、ローズマリーは徐々にやせていく、鋭い腹痛にも悩まされるようになる。そんな中、久々にハッチと再会。ハッチは、タニスのネックレスとカサベテスの名前から何かに気付いた様子。が、翌日。ローズマリーは、ハッチが倒れて意識不明となったことを知る ・・・。

「フランケンシュタインの花嫁」(1935年/アメリカ/75分)

[データ]
「フランケンシュタインの花嫁」
“Bride Of Frankenstein”
[監督] ジェームズ・ホエール
[原作] ジョン・L・ボルダーストン
[脚本] ウィリアム・ハールバット
[撮影] ジョン・J・メスコール
[音楽] フランツ・ワックスマン
[出演] ボリス・カーロフ、コリン・クライヴ、バレリー・ホブソン、アーネスト・セジガー、エルザ・ランチェスター、ギャビン・ゴードン、ダグラス・ウォルトン、ユナ・オコナー、O・P・ヘギー
[評価] ★★★★☆
 
[あらすじ]
 ヘンリー・フランケンシュタインが死体を寄せ集めてつくった怪物は、少女をマリアを手にかけ、町の人間に追われると風車小屋へ逃亡。さらに追って来たヘンリーを突き落とす。しかしその時小屋に火が放たれ、怪物は焼死したかに思われていた。
 が、マリアの父親が死体を確認しに行ったところ、地下に逃れていた怪物と遭遇。父親も殺されてしまう。一方、死んだと思われていたヘンリーも蘇生。婚約者のエリザベスとともに静かな療養生活を送ることになる。そんな時、突如、プレトリアスという哲学博士が尋ねてくる。そしてヘンリーは、無理やり自宅へと誘われるが、そこで信じられないものを目にする。そこには、プレトリアスがつくったという、ビンに入った小人たちがいたのだ。さらにプレトリアスはヘンリーに、新たな生命をつくろうと持ちかけるのだった。
 その頃、怪物は追っ手に見つかり、一時は牢屋に鎖で繋がれる。しかし再び脱走。森へと逃げ込み、やがてある小屋にたどり着く。小屋の中からは美しいバイオリンの響き。思わず中へ入っていくと、盲目の老人が世捨て人のような暮らしをしていた。相手が怪物とは知らない老人は親切にもてなし、口が不自由と気付くと言葉を教え、知能が低いと知ると善悪を教えはじめる。老人の優しさと寂しさに触れた怪物は、徐々に人間らしい温かい心を持つようになる ・・・。

「フランケンシュタイン」(1931年/アメリカ/71分)

[データ]
「フランケンシュタイン」
“Frankenstein”
[監督] ジェームズ・ホエール
[原作] メアリー・シェリー
[脚本] ギャレット・エルスデン・フォート、フランシス・エドワーズ・ファラゴー、ロバート・フローリー、ジョン・L・ボルダーストン
[撮影] アーサー・エディソン
[音楽] デビッド・ブロックマン
[出演] コリン・クライヴ、メイ・クラーク、ジョン・ボールズ、フレデリック・カー、エドワード・ヴァン・スローン、ボリス・カーロフ、ポーリン・ムーア、ドワイト・フライ、マリリン・ハリス
[評価] ★★★★☆
 
[あらすじ]
 若き科学者ヘンリー・フランケンシュタインは、助手のフリッツを伴ない墓場へと出向く。そして埋められたばかりの死体を掘り返し、あるいは首吊り死体を降ろしては研究場へと運び込むのだった。ヘンリーは、生命の創造という研究にとりつかれ、大学を追われたものの、今なお死体の復活に執念を燃やしていたのだ。
 さらにフリッツは、大学へ侵入し脳を盗み出す。が、それが冷酷な殺人鬼の脳であることには気付かなかった。
 一方、ヘンリーの婚約者・エリザベスは、四ヶ月もの間会うことができず、心配して友人のビクターに相談する。そして二人でヘンリーのかつての師・ウォルドマン博士の許を訪ねる。その後三人は、ヘンリーに研究をやめて帰るよう説得すべく、人里離れた研究場へ赴く。が、ヘンリーの研究はすでに進んでおり、時まさに怪物に生命を吹き入れる瞬間。光線を浴びた怪物は、ヘンリーと三人の目の前で起き上がり動き出すのだった。三人が呆然と立ち尽くすのをはた目に、ヘンリーは実験の成功に狂喜する。
 やがてヘンリーとエリザベスの結婚式の日。今度は父フランケンシュタイン男爵が、ヘンリーを連れ戻しに研究場へ向う。しかし同じ頃、怪物は、自分を虐待するフリッツを隙を見て殺害。そうと知ったヘンリーとウォルドマン博士は、薬で怪物を眠らせる。怪物が人間とはほど遠い存在であることを悟ったヘンリーは、正気に戻り家へ帰る決意をする。一方、ウォルドマン博士は怪物の解剖を試みようとする。が、逆に怪物の逆襲に遭い殺されてしまう。怪物は自由の身となり外へ。ほどなく、湖畔で遊ぶ純粋無垢な少女マリアと出会う ・・・。

「THE JUON/呪怨」(2004年/アメリカ・日本・ドイツ/98分)

[データ]
「THE JUON/呪怨」
“The Grudge”
[監督] 清水崇
[原作] 清水崇 “JU-ON: The Grudge”
[脚本] スティーヴン・サスコ
[撮影] 山本英夫
[音楽] クリストファー・ヤング
[出演] サラ・ミシェル・ゲラー、ジェイソン・ベア、ウィリアム・メイポーザー、クレア・デュヴァル、ケイディー・ストリックランド、グレイス・ザブリスキー、ビル・プルマン、ローザ・ブラシ、テッド・ライミ、石橋凌、真木よう子
[評価] ★★★☆☆
 
[あらすじ]
 ボランティアのヘルパー洋子が、訪問介護のためウィリアムズ一家の住む一軒家を訪れる。主マシューの母エマは寝たきりだった。その日、洋子が二階へ上がると押入れから物音が。音をたどってさらに屋根裏へ上がる。が、そこで何者かに襲われてしまう。
 交換留学生カレン・デイビスは、恋人ダグとともに日本の大学に通っていた。ある日、ケア・センターのアレックスから、エマの訪問介護をしてほしいと頼まれる。担当の洋子が行方不明だというのだ。カレンはエマの家に向かい、放置されたままのエマを発見。二階へ上がると押入れから猫の声。なぜか目張りがしてあり、はがして開けると、そこには子供が監禁されていた。その子供はトシオと名乗り無事な様子。が、エマの部屋に戻ると、そこで、恐ろしい影がエマを襲うところを目撃してしまう。
 その数日前、マシューとジェニファーのウィリアムズ夫妻は日本に転勤が決まり家を探していた。一緒に住む母のエマとすでにマンション暮らしをしている妹のスーザンも一緒だ。一家は不動産会社の鈴木が薦める一軒家に決める。が、エマはなぜか二階が気になる様子であった。ある時ジェニファーが黒猫を見つけ二階へと追っていく。そしてその日の夜マシューが帰宅。二階で倒れている妻を発見する。
 アレックスがウィリアムズ家に行くとエマは危篤、カレンは放心状態だった。病院で意識を取り戻したカレンは、中川刑事からある家族写真を見せられる。それはまさにカレンが目撃したトシオだった。が、トシオは三年前の、あの家で起こった一家心中事件で亡くなっているはずだった ・・・。

「サスペリア」(1977年/イタリア/99分)

[データ]
「サスペリア」
“Suspiria”
[監督] ダリオ・アルジェント
「脚本] ダリオ・アルジェント、ダリア・ニコロディ
[撮影] ルチアーノ・トヴォリ
[音楽] ゴブリン(The Goblins)
[出演] ジェシカ・ハーパー、ステファニア・カッシーニ、フラビオ・ブッチ、ミゲル・ボセ、バーバラ・マグノルフィ、スザンナ・ジョヴィコリ、ウド・キア、アリダ・ヴァリ、ジョーン・ベネット
[評価] ★★★★☆
 
[あらすじ]
 その夜、スージーは、アメリカからバレエの勉強のため、ひとりでドイツにやって来る。激しい風雨の中、空港から寄宿学校へ向う。が、着くといきなり少女が建物から駆け出していくのを目撃。さらにその後、その少女が亡くなったことを知る。学校に不気味なものを感じながらも、スージーはレッスンに参加。しかしなぜか気分が悪くなりはじめ、ついには倒れ込んでしまう。気がついたときには、荷物は部屋に運び込まれ、なし崩しに寄宿舎に住まわせられることになってしまう。
 一方、級友のサラとは仲良しになり、学校で何人もの生徒が行方不明になっていることを知る。やがて、天井から蛆虫が降ってくるというおぞましい事件が起きる。さらに、旅行中でいないはずの校長の影を目撃。飼い犬にかまれて死亡したという盲目の教師ダニエルへの疑念。やがてはサラまでもが、事情も分らないままに突然いなくなってしまうのだった。
 サラは退学したのだと説明する教師。納得のいかないスージーは、サラから聞いた魔女の話、夜教師たちがどこかで集まっているという話を思い出す。そしてある夜、意を決して教師たちを追い、建物の奥深くへと忍んでいく。するとをそこには不気味な部屋が広がっていた。スージーはそこで驚くべき光景を目にする ・・・。

「エクソシスト2」(1977年/アメリカ/118分)

[データ]
「エクソシスト2」
“Exorcist Ⅱ : The Heretic”
[監督] ジョン・ブアマン
[脚本] ウィリアム・グッドハート
[撮影] ウィリアム・A・フレイカー
[音楽] エンニオ・モリコーネ
[出演] リンダ・ブレア、リチャード・バートン、ルイーズ・フレッチャー、マックス・フォン・シドー、キティ・ウィン、ポール・ヘンリード、ジェームズ・アール・ジョーンズ
[評価] ★★★☆☆
 
[あらすじ]
 メリン神父は悪霊祓いの最中に心臓病で命を落とし、リーガンが悪霊から解放された事件から4年。リーガンは平穏な生活を送っていた。リーガンに事件の記憶はなく、しかし精神のケアのため、タスキン医師のもとに通っていた。ある時、女優の母・クリスはロケで出張に赴いていた。使用人のシャロンは事件以来2年もの間入院を余儀なくされたものの、今は治ってリーガンと同居し、世話を焼いていた。
 その頃イエズス会。メリン神父とも親交が深かったラモント神父が呼び出しを受ける。そこで、メリン神父の死の真相を調査するよう命じられるのだった。そしてラモント神父はタスキン医師を訪ね、リーガンに会い、さらに脳波を同調させて治療するという実験に参加する。実験で、リーガンに相対したラモントは、リーガンの記憶の中に入ることに成功。メリン神父が悪霊パズズに殺されたことを知る。しかし実験後、リーガンはアフリカの夢を見るようになる。さらに火事を予知したり自閉症の少女を治したりと不思議な力を発揮し始めるようになるのだった。
 ほどなく、ラモントとリーガンは再び脳波実験を行う。そこでラモントは、リーガンの中にアフリカのイメージを見る。それは、メリンが40年前にパズズから救ったコクモという少年の姿だった。そしてラモントは、偉大な善が悪魔を呼び寄せる、という驚愕の事実を悟る。同時に、リーガンが偉大な善で、すでにパズズが取り憑き始めたことを知る。一刻も早く悪魔祓いをしなければならない。ラモントは確信し、パズズに打ち勝つ鍵を持つコクモに会うため、アフリカへ飛ぶ ・・・。

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